2017年11月1日水曜日

OSJ山中温泉トレイルレース②

大日山へはロードからずっとアップで約1,200m上がる。第1回の山中では、暑さもあり途中で立ち止まってほんまに今日はやばいんじゃないかと思った登り。
そこへ向けてロードを進む。丹羽さんと話しながら走っていたけど、少しずつ離れていく。僕の方がペースが遅い。吉田さんにも抜かれた。2人のペースは僕より微妙に速い。でも僕は心拍142,143くらいあったし、身体がこれ以上あげると惰性で走れるスピードじゃなかった。どんどん離れて、また後ろから違う選手にも抜かれたけど、我慢するしかないと走った。正直不安もあった。

林道を進んで、途中かすかに見覚えのあるなあと思いながら、大日山の登山口へ着く。ここから山パート。やっとか!と思う。正直ロードと林道がコース中で1番しんどかった。股関節が固まって来て、どんどん身体が動かなくなってくる感じがするから。

しばらくすると後ろから高村選手がきた。
少しずつ近づいてきて、僕よりペースが速い。早めに前を譲って、ハセツネ優勝おめでとうございますと話した。
前は何人ですか?と聞かれ、正直何位か数えてなかったし、聞いたりもしていなかったからわからないよと。でもここからまだ長いし、いくらでも挽回できるよ!と話した。自分に言い聞かせてたのもある(^_^;)
高村さんはどんどん見えなくなってしまった。登りは好きだと話していた。

心拍をあげすぎず、脚に力も入れすぎないペースで大日山を登る。途中丹羽さんに追いついた。苦しそうとゆうより、重そうな感じやった。小海の疲労なんだろうと思った。フレッシュな丹羽さんなら絶対まだ落ちてきてなかった。
そこからひたすら登る。ハードな登りではあるけど、紅葉が始まっている山、そして雨でしっとりとしていて、すごく雰囲気があった。どんどん集中できてきてる感じがした。

ちらほら前から選手が落ちてくる。

大日山を登り、避難小屋から景色の良いトレイル!景色がひらけて、めちゃくちゃ開放感があった。叫んで走る!山頂のアップダウンの後小大日山を通過して下り基調に入った。今日のために笹をかってコースを作ってくれたであろうトレイル。5キロ以上ダウンしてアップしてまたダウンしてってゆう稜線のトレイルはかなり走りごたえがある!でも、まだまだ疲労が身体に溜まっていないことが走りながら感じて、ここからいくぞ!と気持ちも上がった。少しのアップであれば走る。小刻みなアップダウンは、アップで走れるとリズムが出る。アップで少し筋肉が張っても、ダウンでまた開放する、の繰り返しができる。

途中で吉田さんに追いついた。
そのままさらに下り基調を走る。時折ズルズルで何度も転けるが、テンションは下がらない。雨でもズルズルでも気持ちさえ乗っていれば全く問題なくいけるな!と思った。

大日山パートを終え、林道へ。
ほとんどダメージが無いからまだまだ上げていける。林道の下りを走って第2関門の県民の森へ。
途中、下家くんに追いついた。腸頸靭帯を痛めたみたい。僕も信越でやったことがあり、これはほんまにきついのはわかる。ロキソニンを持っていたので渡した。山中の後に、ファントレイル100や伊豆トレイルも控えているから無理しないほうがええんじゃないかと話をして別れた。下家くんはその後リタイア。
ここで前に6人いると聞いた。阪田さんはどこだろうかと思った。

県民の森からロードで上がり、そこから長いロードの下り。
下り終えるとこらへんでだいぶ前に高村さんがいた。かなり気持ちが上がる。

そのまま今日のポイントと自分で考えていた三童子山のトレイルへ。
あーここ来た来た!と記憶が蘇る。
前に水越さんがいたところ。
最初の登りが続くところは流石に疲れた。ただアップダウンが始まり出したらまだアップで走れる。全然リズム良く進めるので気持ちも乗ってくる。
しばらくして高村さんに追いついた。
少しきつそうやった。
登りでまた少し話をして、親近感をもってもらおうと、京都の大槻さんの友達の山本ですって話した(笑)かなりきついけど、頑張っていきましょうと話した。

まだアップダウンは続いたけど、調子にのってて続くだけ走りきってやるとノリノリやった。

三童子山のパートを終え、林道で1人とエイドの前で田辺さんを抜いた。ここで4位。応援してる人に、3位より全然いい走りしてますよ!って言われて、これは絶対抜けるとまた元気をもらい走る。

エイドで阪田さんとは15分くらいと言われた。阪田さんは多分1位か2位。さすがやなと思った。前日の温泉で緊張するなあとボソッと言っていたけど、緊張はやはりレースへの気持ちが強いからこそなんかなと振り返るとそう思う。
エイドやコース途中でOSJの滝川さんと何度か会い、その度に、モンブラン!モンブラン!と声かけてくれた(笑)ジュネーブからシャモニまで一緒の車やったけど、気づいて覚えてくれてたのが嬉しかった。上げて来たね〜 と言われると、嬉しくてもっと上げよう!と思う。
中村さんからも声をかけてもらい元気をいただく。写真も撮ってくれた^ ^






ロードを走り最後の山、鞍掛山に入る。
山頂付近で3位の選手に追いついた。少し疲れてそうで、下りで追い抜いた。
山を終え最後のエイドへ。阪田さんは10分前、2人同時とのこと。なんとなく前の2人はレースモードじゃなくなってるのかもって思った。でも阪田さんにおいつきたいので、エイドのラーメンも断り(ほんまは食べたかった、すいません。。)阪田さんを追った。
結構長いロード、2年前も走ってここはしっかり覚えてた。やっぱりここまで来るときつい、、。後ろも気になって来た。遠くに後ろの選手が見える。あかん、後ろじゃなくて前やろ前と自分に言い聞かせる。でもロードはもうかなり苦しい。最後の小さなトレイルへ入る入り口でファンファーレみたいなのをおじさんが鳴らして出迎えてくれる。最初だけ急な登り。登り始めてしばらくしたらファンファーレが鳴った。1分くらい。まじか。また鳴った。2人後ろ近いんだなと、、。でもトレイルに入ってまた少し元気が出て、少しのアップは走れるだけ走った。
阪田さんにあわよくば!と思いつつ、後ろから逃げた。
ロードへ出て、昨日散歩した渓谷へ。
もうここまできたら3位死守。
こんなとこで絶対抜かれるわけにはいかへんと渓谷をハアハア言いながら走った。昨日こんなとこで転けたらありえへんすね〜って皆で話してたとこでまさかの転ける。すぐにまた走り出して温泉街のロードへ。後ろはいてない。

山中座のゴールへ。



総合3位。
阪田さんには追いつけなかったけど、最後まで集中を切らさずに走れたことや、自分の力を出せたことに満足感があった!



阪田さんは3分前にゴールしたって。
でも、最後の12kは同時ゴールの成瀬さんとクルージングしてたとか(^_^;)チキンラーメンも食べたって。やっぱまだまだ及ばない。とゆうか一緒に練習してる時は差をまじまじと感じるからそもそも最初からわかってるんやけど。。

阪田さんと一緒に菊の湯の温泉に入り、成瀬さんと3人でレースのことを話した。ほんま安堵感で包まれて最高の時間やった。温泉で地元のおっちゃんも、すごいなあんたら!鉄人やな!みたいに喜んでくれて嬉しかった。





久しぶりの表彰式。
素直に嬉しい。
正直、新城以来全然表彰台に登れる感じがしてなかった。
阪田さんと上宮さんと東海メンバーで記念写真。トレイル始めたころは、雑誌やDVDをみて憧れていた選手たち。また練習積み上げて強くなりたいってやる気が出た。

ほんまにええ温泉トレイル旅になりました。

ジェルは21個中19個使用。採る時間を忘れたのが何回かあった。
ベスパハイパー4個。塩熱サプリ10個。
エイドではオレンジふた切れと水。

ロードと林道のスピードが課題。
心拍140〜150くらいでキープして動き続ける練習はスピードがない自分にはあっているんやとこのレースでも感じた。




レースの翌日の夕方から右膝の皿外側がだんだん重い痛み。身体を休める時間やと思って、痛みがなくなるまでゆっくりしようと思う。



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