2018年10月24日水曜日

タイトルを変えてみた

この前参加したハセツネで東京に行った際、東京駅から歩いていける距離にあるトレイルランニングショップ、ランボーイズランガールズで「ランニング登山」という本を買った。
下嶋溪さんという方が1986年に書かれた本だ。なんと僕が生まれてから6年後。
その本の復刻盤に松本大さんの解説が挿入されている形で再販されているもの。

まだ半分くらいしか読んでいないけど、トレイルランしている人が読んだら、思わず笑ってしまうところや、わかるわかる~って思うトレイルあるあるな内容だ。
そして今も昔も同じようなことに拘ったり、凝ったりしていたんだなあとすこし嬉しくもなる内容。

その本の中で松本大さんが、「トレイルランニング」っていう言葉に対して見解を書いた部分があり、なるほどなあという内容だった。
世界では、野外走や山野走を示す言葉で、広い意味をもつ「アウトドアランニング」っていう言葉があって、その中に「スカイランニング」「トレイルランニング」「マウンテンランニング」「アルパインランニング」「フェルランニング」「バーティカルランニング」「クロスカントリー」「スイムランニング」などなどいろいろと言葉があるそうだ。

詳しくは本に書いてあるんやけど、僕は何かな~と考えたり振り返ったりしたところ、「マウンテンランニング」起伏ある山の稜線を駆け抜ける山岳走、が一番しっくりくるし好きやなあ~、これをやってるよな~と思った。

ということは僕はマウンテンランナーでマウンテンランニングやなあと判明したので、題名をmountain running and me に変えました。
まあ、読んでくれている極少数の人にはとてもどうでも良いことかもしれませんが。。。

急勾配を膝押しして登ったり、走れるか歩くかの微妙な傾斜を走っている時(調子が良い時が前提)と惰性でずーっと走れる降りを進んでいる時が特に好きなところ。
降りについてはマウンテンランナーっぽくはないかもしれません。

まだ蜂に刺されたふくらはぎが痛くて走れていませんが、もうちょっとで走れそうな予感。。。
今年は故障&プチ故障&プチ虫刺で継続的な練習が出来てないな~と振り返る今日この頃です。

UTMFエントリーしました、当選するかな!
当選もやけど、怪我もせんようにしないと。。。。

2018年10月9日火曜日

Hasetsune Cup 2018

平成30年10月7日(日)、第26回ハセツネカップを走ってきました。

結果は10時間33分18秒、男子38位でした。

去年、初めてハセツネを走って、サブ10をギリギリ達成して、来年は9時間30分は最低でも切りたい、9時間前半くらい行きたいと思った。
1年後、目標達成の前にサブ10も達成出来なかった。

振り返り。

今年も昨年と同じ昭島のホテルに前泊し、当日は朝食を済ませてからガーニーグーとテーピングを済ませてからホテルをチェックアウト。
11時ころに武蔵五日市駅着、ブンさんと合流して五日市中学校の会場へ。





受付を済まして、去年と同じところへ荷物を置いて準備を済ませて、12時くらいに会場へ並んだ。今年はうまくいってほぼ最前列。
そこで野田君、清家君と合流して、1時間ほどスタートを待った。大脇さんや鶴見さんにも久しぶりに会えた。

今年は天気予報は晴れで、最高気温が約30度、twitterでは上田瑠偉さんが、自分が走るなら3L水を持っていくと書いていた。
僕は水を550mlのボトル3本と500mlのフラスク1本、合計で2150ml。去年は550mlのボトル3本の1650mlで10分に一口補給する計算で問題なく行けたけど、今年はさらに暑いから500ml追加した。

水と補給食

水:550mlボトル×3,500mlフラスク×1
ジェル:16個メダリスト、トレイルバター:4個、塩熱サプリ:10個、ベスパハイパー:4個

装備

ライト:nao(頭),myo(腰),ジェントス閃(ハンド:一度も使わず)
ザック:ザイゴス
レイン上下、エマージェンシーセット

招待選手、メーカー枠選手の後ろでスタートラインに並び、13時スタート。
去年、渋滞にはまったので、今年ははまらないように最初から気持ち上げていった。
並んだ位置も去年より少し前やったのもあり、トレイルに入っても渋滞せずに進めた。
スタート30分くらいの急な登りのトレイルを歩いているときに足にきつめのサクバリっぽい痛みがして、確認すると蜂が止まっていた。が、時すでに遅し刺された。少し同様したけど、止まってエマージェンシーに入れてあるポイズンリムーバーで吸い出し、あんまし吸引力が無いので、きつめに手でつまんで、再度気を取り直して再スタート。少し痛いが、走るのには影響ない感じ。

第2関門の月夜見までは抑えていかないと、と思いながら登りでは芯まで力を入れず、走れるところもある程度力を抜きながら進んだ。調子は悪くないなと思いながら進んでいった。でも第1関門の20k浅間峠に着くまでにちょっとずつ疲れてくる。抑えてるつもりで息は荒れないところで留めていたけど、心拍は140後半くらいいっている。

浅間峠を通過、3時13分。去年より8分くらい遅い。サブ10するにはだいたい3時間で行かないといけない。まあ今日は暑いし、これから上げていくし、まだまだこれからやと思い進んだ。
ここから段々身体に力が入らないとゆうか、パワーが出なくなってきた。喉も乾く。最初は走れていたような緩い傾斜も走るのがきつくなり、ついには平坦も身体が重くなってきた。きつめの登りは脚の芯に力を入れないようにと思うと、ペースを落とさないと登れなくなってきた。
20k前半くらいで円井さんに抜かれた。何故こんなところに円井さんが??と思いながら、きっと抑えていたんだなあと思う。周りの選手で前後していた人たちとは明らかに走りが違う。大きな違いではないが、この傾斜も歩かず走り続けるんだなと、違いを見ることが出来た。20位以内に安定して入る人との違いはこうゆうところなんやなと感じた。
その後、ブンさんにも追いつかれた。ブンさんについていこうと思ったけど、身体の動きが僕よりも良くて、ついていけない。どんどん離れて見えなくなった。
その後大脇さんにも抜かれた。全然元気そうやった。
自分は身体も重くて力も出ない。まだ中間地点の三頭山にも全然これから、今年のハセツネはアカン、てゆうかレシャップに向けて練習して、それからハセツネに向けて練習してきたのにこんなもんか?弱すぎるやろ。とゆうかそんな考え自体が調子に乗り過ぎやろ、全然弱いんやって。。。。とゆうか山きついな。もう粘ってなんとかゴールまで行くしか今日は無理やなと思った。

それでも、どんだけ遅くても止まったらゴールには近づかへんし、ちょっとずつでも進んでいくことが重要やと、タイムとか順位とか、誰に勝つとか負けるとかそんなこと違ってまずは自分の出せる力だしてゴール、頑張ってゴールが大事や!と思って進んだ。
暗くなってきてライトを点けて進む。僕と同じようにへばっている選手、後ろから力強く抜いていく選手。。。明らかにどんどん抜かれていって、それでもちょっとづつでも進まねばと思い月夜見を目指した。
ここらへんが一番きつかった。
水もちょうど無くなって、月夜見へ到着。
6時間42分。確実にサブ10は無理やと分かった。まあ、途中からわかってはいたけど。
ポカリと水を半分半分で1.5l補給してもらい、再スタート。
途中で大阪の亮太くんと一緒になった。亮太君も今日はアカンらしい。
そこから御前山までダラダラとした登りを二人で喋りながら進んだ。
亮太君とちゃんと喋るのは実は初めてで、ハセツネのこととか、練習のこととか、これからのレースのこととか、色々話しながら進んだ。

最初は二人とも身体が重かったけど、涼しくなってきたからか、一人ではなく二人で進んでいたからか、段々とペースも上がり、二人のテンションも上がってきた。
そこから段々とペースアップして進み、前の選手をどんどん抜かして行き、明らかに二人とも元気になって互いにペーサーをし合うような雰囲気で盛り上げて進めた。
なので、そこから御前山、大岳山はきつい区間のはずが、きつくなくてどんどん進むことが出来た。これは一人やったらここまでペースを上げれなかったなと思う。ペーサーって役割は大きいんやなと初めて体感した。
第3関門の前の水場でブンさんに追いついた。やっと追いついた!と思い嬉しくなった。ブンさんにも一緒に行きましょうと、ブンさんも身体がきつくなっていたのがやっと動き出したとこやわということで関西の3人で進むことになった。
そこから3人でゴールまでプッシュしながら、色々話をしながら、進んだ。
日の出山からの金毘羅尾根は少しペースダウンした。

夜景が左側に広がり、三人でやっと終わるなあって話しながら進む。
自分が望んでいたレースは9時間前半で、ええ順位で最後までプッシュしてゴールやったけど、今日のレースはええレースやったんじゃないかと、亮太君やブンさんに力を貸してもらったから、トレイルランナー個人としての自分の力では無かったかもしれへんけど、3人のこんなゴールも素晴らしいもんちがうのかなって思って、最後のロードに入ってみんなでやっと終わるな!と喜びながらゴールした。

正直、自分は1年でほとんど力が変わっていなかったし、伸びてもなかったと分かった。

けど、今日のレースは中盤までに諦めかけたところから、再度プッシュ出来たこと、あとは仲間とプッシュしあって進めたことが発見やったし、楽しかった。



3時間くらいから7時間くらいまでどんどん心拍が落ちて、そこから少し後半上がっている。中盤かなり落ちて後半上げれたのがわかる。
3時間くらいまで、かなり心拍高すぎるのでペースを上げすぎてたのもあるけど、ここを落ちずに引っ張れるくらいの強さが僕には無い。
去年も感じたけど浅間峠行く少し手前から月夜見まで落ちずに繋いで、そこからペースアップできるレース展開をやれる強さが必要やなと思う。









来年は9時間前半と総合20位以内を目指してまたトライしたいと思う。

悔しかったけど、またトレラン頑張りたいって思ったレースでした。
ゴールしたらしばらくええわ。。。。って思ったけど、寝て起きたらまた来年も挑戦したいってなってました。

次のトレイルレースは熊野古道50k。
ちょっと休んだらまたやっていきます。

最後に、台風の影響があったのにたくさんの倒木や土砂崩れ箇所に対応してくれた運営に走りながら感謝でした。なにも問題なくゴールまで進むことが出来ました。ありがとうございました!



帰郷前に東京でブンさんセレクトの麻婆豆腐、うまかったー
帰りは食欲解放してきました笑

来年もゴール後は東京グルメを楽しみます^^