8月にハセツネコースはフルコース試走していて、関東在住の野田君に案内してもらっていた。
「最初はゼェゼェなってもキロ4くらいで飛ばさないと先のトレイルの入り口で渋滞するんですよ。。」と聞いていた。
でも、僕はスピードを上げて走るとすぐ潰れてしまう恐れがあるので心拍をみながら150後半までくらいで走ることを選択。
めっちゃ前に人がいる、どうみても速そうじゃない人たちまでめっちゃ飛ばしている。
前にTJARに何度も出場している紺野さんがいた。この人はレースを熟知しているだろうから、ここらへんなら渋滞しないのかな、、、。
トレイル入り口へ。。
、、渋滞、、、。
気持ちはガンガン行こうぜ!!!モードやのにめちゃくちゃリズムが狂う。
早く進んでくれ!と思うも、これを野田君はゆうてたんやなあと、反省。
まあ70kの長いレース、気長に行くしかないとしばらく、3分くらいしたら流れ出した。
そこからはいつもよりほんの少し遅いくらいのペースで進む。けど、相変わらずめっちゃ前に人がいる。さすがハセツネ、100位以上いってしもてるやん。。けどまあ後でみんな落ちてくるだろう!と気持ちを落ち着けて進む。
野田君との試走で、感じたハセツネコースのイメージは、
「登り基調が前半続く」
「走れるトレイルもたくさんある」
「三頭山から後半はかなり走れるトレイルで、そこからは絶対走れないと勝負にならない」
なので、36k地点の三頭山で「もうバテバテだ」ってなっていては勝負にならない。そこから行くぞ!ってテンションに持って行くレース展開にしたいと思っていた。
なので前半はひたすら我慢。
登りは真まで力を入れて登らない。イメージ的には85%くらいの力で。
平坦と降りは惰性で走る、むしろダラっと少し力を抜くぐらいで。
選手に抜かれても気にしない。
でも遅い選手が前にいるとリズムが狂う。それが歯がゆいので、少し無理して抜いてしまうこともあった(反省)
第1関門 浅間峠(せんげんとうげ)
タイムは、、、3:05。
アカン、9時間前半は無理や。
ハセツネは調べていると3:3:4の法則みたいなものがあり、サブ10で行くとすると目安としては第一関門までて3時間、第二関門までで3時間、第二関門からゴールまでが4時間、というもの。
サブ9やと第一関門は2:40くらいでいかないといけない。
いくら抑えていたとはいえ、3時間すらこえてしまっている。
でも、これが自分の実力なんだから、今日はサブ10出来るかどうかのレースになるんだと、理解して進んだ。
三頭山まであと10kはある。
抑えて行く、でも抜かれ続けるわけにもいかないと、抑えながらも頑張る。
女子2位、三重から参加の福地さん(結果 女子準優勝!)にも抜かれた。福地さんの平坦なトレイルの走りを見て、自分の重い身体とは違う、バネのあるリズムよく進む走りに、力の差を感じた!今日はほんまに苦しいレースになりそう。
女子3位、4位の選手にも抜かれる。
さすがに気持ちがどんどん落ちる。普段女子の選手に抜かれることなんて日本ではそうそうない。全然アカンやん。
でもそれも受け入れようと思った。現実やし、それが実力。でもまだレースはあと半分以上残っている。まだまだやれることはあるし、ここは自分の走りをして粘るしかないと思った。
だんだんと夜になってきた。
つけて置いた腰ライトに加え、ザックに入れていたライトを頭につける。
そこからリズムも出ず、スピードもあげることも出来ず第二関門の月夜見へ到着した。途中、ロードへ出てから、またトレイルへ入るところはほんまにあってるのかなと不安になったけど、コースは間違ってなかった。。ホッ。
第二関門 月夜見 到着は6時間17分。
サブ10狙うのも相当厳しいタイム。
ペース上げれず来たし、やはりこうなったかと、でもなぜかすんなり受け止めることができた。
水はここまでちょうど、予定どおり。
550mlのボトルを3個。
1個はザックの後ろの外のパワーメッシュに。10分に一口ペースで6時間近くは大丈夫なことを事前の練習で確かめてあった。
試走はハイドレーションでしたけど、どうしても使い心地が合わなかった。ボトルは残量を確認しやすいし、なにより飲みやすい。ハイドレーションは口の筋肉を使ってで吸わないと飲めない感じ。
月夜見で1lの水と0.5lのポカリを補給してもらい、少し休もうかと思ったけど、迷ったがそのままリスタート。
後半がはじまる。
続く。
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