約110k、累積7000m、コルシカ島の山は険しくて、とても綺麗でした。
年に一度のヨーロッパの山レースを、怪我無く完走出来て、本当に良かったし、こんな凄い景色の中を進んでること自体がとても貴重な時間やなと、世界にはこんな場所もあるんやなと、普段の生活から飛び出している自分がとても幸せに感じました。
また、充実した気持ちと同時に、トップは15時間41分29秒と、自分より8時間半近く速く、どうやったらそんなに速く進めるのか、全く想像がつかないタイムで、あまりにも力の差があり愕然としました。レーススタート後も中盤まで抑えて進むプランとはいえ、スタートからだいたい120番くらいで全体の中間くらいと、なかなか厳しいレース展開でした。目標タイムは22時間やったので、だいたい2時間弱遅れる結果でした。
思っていたよりも暑かったこともありますが、天候はずっと晴れていて、最高でした。
レースのことを忘れないように振り返っていきます。
レースのことを忘れないように振り返っていきます。
14前に到着するとスーパーの入り口から参加者が並んでいます。
受付の人が寄ってきて、japoneか?!とおくから来たな!と言われ、コルシカのレースには3回出てる日本人女性がいるぞ!って教えてくれました。
受付を済まし、bibとlivetrailのタグを貰い、あれ参加グッズくれへんのかなって思って、ゴールしてからかなあと思っていたら、このレースに参加するもう一人の日本人で3回目の出場の渋谷はなえさんも受付に来ていて、話しかけてくれた。
一昨年、ウルトラを走ってdnf、去年はショートコースに出て、今年はウルトラでリベンジですって話されていた。コルシカに3回もレースで来ているって、めちゃくちゃマニアックな人もいるんやなあって、エネルギッシュさにびっくり。話していても、とても活発で前向きな人だなあってすぐにわかる。
参加グッズくれないんですかねえ?って聞いたら、別会場の体育館でくれるってfbに書いてあったよね?と。まじか、全然フランス語訳して読んでなかったなと、渋谷さんに会っていなかったら記念Tシャツとか貰いそこねてたなととてもラッキーな自分に嬉しくなった。
受付の人が寄ってきて、japoneか?!とおくから来たな!と言われ、コルシカのレースには3回出てる日本人女性がいるぞ!って教えてくれました。
受付を済まし、bibとlivetrailのタグを貰い、あれ参加グッズくれへんのかなって思って、ゴールしてからかなあと思っていたら、このレースに参加するもう一人の日本人で3回目の出場の渋谷はなえさんも受付に来ていて、話しかけてくれた。
一昨年、ウルトラを走ってdnf、去年はショートコースに出て、今年はウルトラでリベンジですって話されていた。コルシカに3回もレースで来ているって、めちゃくちゃマニアックな人もいるんやなあって、エネルギッシュさにびっくり。話していても、とても活発で前向きな人だなあってすぐにわかる。
参加グッズくれないんですかねえ?って聞いたら、別会場の体育館でくれるってfbに書いてあったよね?と。まじか、全然フランス語訳して読んでなかったなと、渋谷さんに会っていなかったら記念Tシャツとか貰いそこねてたなととてもラッキーな自分に嬉しくなった。
参加グッズ、Tシャツにワイン、クッキーなどなど。
体育館がなんだか去年レシャップで仮眠所で使わせてもらったところと作りが似ていた。
そこからはなえさんと話しながら宿へ戻り、レーススタートまで仮眠。
なかなか、とゆうか全然寝れなかった。
普段考えないような、思い出さないような昔のことを考えたりしてぼーっとして過ごした。
23時スタートなので、22時くらいにはアパートを出る。
21時くらいから、準備開始して、篠原さんから頂いたドライフードでお粥を食べる。うまい。味付けがイタリア風、中華風と種類があり、3種類食べた。
それからテーピングして、ガーニーグー。bibをつけて、ライトチェックして、補給食確認して、ドロップバックをもってアパートを後にした。
夜やけど半そで半ズボンで全然暖かい。
会場へ、もう人が集まっている。
スタートはcorteのメイン通りのロータリーから。
21時くらいまで日が出ているので、まだまだ夕食を楽しんでいる人がメイン通りにはたくさんいる。
ちょうど歩いていたらはなえさんに会った。
レースのことや、色々話しながら、スタートを待つ。
15分くらい前になって前に並びたかったので、お互いの健闘を称えつつお別れした。3列目くらいに並ぶ。
スタート5分くらい前になって、utmbのスタート前の音楽がかかってきた。おお、かなり盛り上がる。そしてmcの男性がかなりテンション高く盛り上げ、さながらutmbの小さい版のような雰囲気になってきた。言葉がわからないけど、たぶん10、9、8、7・・・ってカウントダウンが始まった。始まるな~!!!!
スタート!煙がたかれて、みんなめっちゃスタートから飛ばしていた。街の人もたくさんいて両脇の沿道の声援も結構すごい。
興奮して走っていたけど、どう考えても飛ばしたらあかんので、マイペースでJOGしていたらみるみる100人くらいに抜かれた。街の階段を上がっていき、山へ行くのやけどみんな走っている。歩いてる人はほんの少しやったが、僕も階段は歩いた。
corteは階段が多くて起伏が多い街。なので山へ行くまでのちょっとの距離でも疲れそうやな~と思っていたけど、やっぱりアドレナリンが出ているからか、全然しんどくなかった。
心拍も135~138くらい。ええ、ええ、こんくらいでいこう。そんな感じで山へ入っていった。
レースの高低図
スタートから第1エイドのPaduleまでは7kで1300m登る。ずっと登り。3日前に逆走して試走してあったんで、これいきなり疲れてたらアカンとこやなあと思って、抑えて抑えて登る。ちょうどええ感じのペースの位置に入って疲れないペースで進む。とゆうても心拍140手前くらいまで上がったりもするくらい。練習でゆうたらそれはまあまあ頑張ってるときの心拍値。やけど120位くらいの中間の位置。けっこうゼエゼエいっててしんどそうな人もいるけど、日本では相当抑えないとこんな位置にはならないし、utmb、レシャッペの時と同様、日本とはレベルが違う。
まだ最初、疲れるなよ俺と何度も考えながら進んでいたら、思っていたよりも進んでいて、あれ?もう着いた?って感じでPaduleに着いた。7k、予想タイム2:30のところ1:50くらいなので、順位は遅いけど、予定よりも早い。
中位やからエイドも結構人がいて、あんまりグチャグチャなりたくないので、少し補給してすぐ出発。
ここから少し登って、しばらく平坦な林道や走ろうと思えば走れるコースになる。山はシングルトラックとかではなく、木があんまり生えてなくて、岩がちらほらあって、マーキングが置かれててそれを目指して進む、みたいな感じ。登りから平坦になって、自分の脚の状態を確かめる。まあまあ良さそう。最近フクラハギが調子が良くなくて、彩の国から追い込んだ練習が出来なかったのもあり、不安やったので、フクラハギを確かめるのもあり、corteで2回山を走った。(単純にコルシカの山をレース以外でも味わいたいのもあったが)流石に、2回目の後はかなり足が疲れて、これレースに支障出るんと違うかと思っていたので、ちょっと安心した。
コースはマーキング見つけないとどこ行けば良いかわからないところもある。たまに山の中に入っては林道に出て、を繰り返す感じ。完全にjogペース、下りが遅い女性ランナーに4人くらいついていってて、自分は最後尾で流石にこれは遅すぎる、まあでも先は長いしなと思いながら、今いる順位はこうゆう走力の選手なんやからだいぶと後ろだなあとか思う。
基本平坦やけど、エネルギー使いたくないから、ストック使いながら走る。ちょっと何気に怠かったりで心配になる。
そんなこんなで2つ目のエイドBoniacceに到着。林道の途中にあった。14k、予測タイム3:45、経過は2:50くらい。1時間弱速い。けどペースは全然遅い。
バナナとパウンドケーキを食べて先を急ぐ。
ここから次のチェックポイントのPinadelluまではほとんど記憶が無くて、予測4:50のところ、だいたい4:10くらいで通過していた。夜間で景色が見えないのもあり、ただただ坦々と進むことに集中していた。出来るだけ疲れないようにそれだけ考えていた。走りやすいトレイルのつづら折りでずっと降りていくところは覚えていて、日本でも良くある感じやった。だんだんと山から下りてきているのがわかって、ただ違うのは地面に石や岩が多い。イバラのついた草も多くて困る。ここらへんになると単独走行になった。しばらく進むとロードに出て、大きな池の周りをぐるっと進む。街に入ってきた。ロードを走ると体の疲れ具合がわかる。次は4つ目のエイドCalacuccia、32k地点。ここからガツンとmonte cintoの山へ登る。が、ロードを走る脚は軽くて仕方がないわけではなく、ちょっと疲れてきていた。キロ5も出せていない。キロ7よりは速い感じ。とにかく惰性で力まず進もうと意識して進む。街から、Calacucciaへ続く小さなトレイルを進み4つ目のエイドCalacucciaへ到着。
ここは、さえさんが応援に来てくれているところで、エイドに入る前のところで待ってくれていた。たぶんずっとここで来る選手来る選手を見ていてくれたんだろうなと思う。トップはどれくらい前ですかって聞いたら3時間くらい前とのこと。今6時間と少しやから約倍速。トップはhokaの選手、itraポイント860くらいの選手で、やっぱめちゃくちゃ速いなあって、こんなにも違うのかとちょっと衝撃を受ける。
32k、予測6:30、経過6:10、20分くらい速いけどだんだん余裕貯金が無くなってきている。
さえさんは、周りの選手もしっかり休んでいるよって教えてくれた。ストックを持ってもらって、座ってバナナとかオレンジを食べる。
ここから次のエイドBalloneまでは16kで2100登る、だいたい4:30はかかるので、しっかり補給する。水も、2つのボトルに加えて、hydrapakのサブのフラスク1個にも入れる。さえさんに入れてもらった。だんだん朝になってきていた。ここからやな~と思いながら、長居は出来ない。エイドでゆっくりするとレースから気持ちが少し離れてしまう気がするので休むのが怖いのもある。もう行きますってさえさんに伝えると少し一緒に走って着いてきてくれた。monte cinto は登りもきついけど、その後の長い降りで脚がやられるから気を付けてって教えてくれた。さえさんは昨日corteから自転車でここまで移動してmonte cintoに登っていたのです。わかりました!って答えながら、monte cinto から降ったってことはその後自転車どうやってピックしたのかなあとかちょっと考えながらも進む。街から山へ、途中プチ迷いしつつ、原則元に戻るを忠実に行い大きなロスト無く進む。
本格的に夜が明けてきた。
前にドカーンとmonte cintoの山がある。あれに登るんやなあって、だいぶと遠いなあって思う。
途中、レース以外で山に来ていて、朝日を眺めている人たちもいた。景色が雄大で、これはええよなあって僕も思う。
視界が開けるので、前の選手も遠くにやけど見えるようになる。ちょっとずつ拾っていこうって思いながらちょっとペースを上げていく。
明るくなって、体調も良いので、よーし行くぞって少しずつ気持ちが上がってきた。
(Ultra Trail di Corsica②へ続く)
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